リハビリテーション科

リハビリテーション科のご案内

当院では整形外科専門医・リハビリ認定医の診察・指示のもと、積極的リハビテーションを提供しております。

当院は、自治医科大学病院・東埼玉総合病院・済生会加須病院との提携施設でもあり、 人工関節置換術後や前十字靭帯再建術・半月板切除術、また脊椎疾患手術後などの患者様が多数来院されております。

また、労災・交通事故後の患者様で、他院でのリハビリ治療にて効果が表れなかった患者様や、 スポーツ障害により、パフォーマンス低下が見られる患者様など、多種多様な患者様も来院されております。


●外来リハ

理学療法部門では、医師の診断・指示のもと、患者様の関節や運動機能の評価をさせて頂いてからリハビリテーションを実施しています。
当院でのリハビリは完全個別対応のため、患者様一人一人の症状・状況に合わせたリハビリテーションが行え、日常生活の注意点や安静ポジションの取り方などのご説明も、適宜させて頂きますのでお気軽にご相談ください。
また、予約制であるため、時間の都合がある方でも待ち時間を気にせずにリハビリテーションを受けられることも大きな特徴です。

  • ※予約外でも対応させていただいておりますが、その際はお電話にてご連絡をいただきますようお願いいたします(場合によっては、ご対応出来ない場合もございますのでご了承ください)。

●労災・交通事故 

●労災・交通事故は"むさしのメディカル"へ 

交通事故直後は、興奮状態から痛みが感じられなかったとしても、病院での精密検査を受けるようにしてください。事故から数日後に症状が表れ、骨折していたケースもあります。
精密検査とは、レントゲンやMRI、CTによる検査のことをいい、病院でしか受けることができません。症状によって治療方針や予後が大きく異なるため、骨折や外傷性ヘルニアの有無など、より正確な診断を行うことが重要となります。
当院では、各関節に特化した専門医の受診ができ、的確な診断を受けることが可能となっています。

●整形外科受診のメリット

医師は医師法で定める医師資格を持った人であり、「医療行為」ができます。
整形外科で診察を申し込むと、ほぼ必ず痛みのある部位のレントゲン(XP)を撮影しますが、整骨院などではXP・MRIなどの検査ができませんので、場合によっては腱の断裂などの重大な損傷を発見できないことがあります。
断裂した腱の部位によっては、自然に治癒することは困難な場合もあります。
まず当該部位の状況がどうなっているのか、状況を正確に把握したうえで治療方針を決めるべきであることを考えると、適切な検査を行える整形外科の診察は必須のものであるといえるでしょう。

●こんな症状でお悩みの方はご相談ください

〇むちうちで悩んでいる
〇事故直後は何ともなかったが、後からつらくなってきた
〇手足のしびれがなかなか改善しない
〇頭痛、めまい、吐き気、耳鳴り、首が回らないなど
〇むちうちのつらさを理解してもらえなかった
〇レントゲン等では映らない筋肉・軟部組織の痛み

●交通事故に特徴的な疾患
〇外傷性頚部症候群とは?

交通事故などで頚部の挫傷(くびの捻挫)の後、長期間にわたって頚部痛、肩こり、頭痛、めまい、手のしびれなどの症状を伴う状態のことをいいます。「むちうち損傷」など正確ではない病名が付いていることも少なくありません

〇圧迫骨折とは?

主に背部、腰部に強い衝撃が加わることで発生します。腰背部の強い痛み、両脚のだるさや痺れ、同じ姿勢をとることが出来ない等の症状がみられます。
骨折部位の治癒が出来ても腰背部の筋肉に対するリハビリを行わないと後遺症として痛みやだるさが残りやすいと言われています。

〇自律神経症状

自律神経症状の主な症状としては、倦怠感、疲労感、熱感、不眠、脱力感、眩暈、耳鳴り、難聴、眼精疲労、流涙、視力調節障害、痺れ、肩凝り、背痛、腰痛、頭痛、頭重感、動悸、息切れ、四肢冷感、食欲不振、胃重感、悪心、腹痛、下痢、便秘などがあります。
事故直後は首が痛い程度で何ともなかった方も、3~4日後に上記のような症状が現れる場合があります。

●むちうちって...?
〇頚椎捻挫型

首や肩の痛み、動かしにくいなどの症状で頚椎捻挫の70%~80%はこのタイプです。
X線などで撮影しても頚椎に異常は発見されませんが、椎間板に小さいヒビが入ったり、じん帯に小さな断裂ができている可能性が考えられます。

〇根症状型

頚椎の椎間孔やその前後で、頚髄から出ている神経根が圧迫刺激されるために症状が現れるものです。
首を横に曲げたり、首を回したりした時に頚部痛や腕のしびれや痛みが強くなるのが特徴で、後頭部痛や顔面痛、顔にベールをかぶったような違和感などが現れます。

〇バレ・リュー型

後部交感神経症候群ともいい、血行をつかさどる交感神経が損傷したり、椎間板や筋肉による圧迫を受けて、頚椎に沿って走っている椎骨動脈の血流が低下し、症状が現れると考えられています。
後頭部や首の後ろの痛みに加え、めまい、耳鳴り、難聴、目のかすみ、眼精疲労、血圧変動、胸部の圧迫感などの心臓の症状も現れることもあり、生活に何らかの悪影響を与える症状とされています。

〇脊髄症型

脊髄が損傷された場合には、下肢のしびれ感や知覚異常のために歩行が障害されたり、尿や便が出にくくなったりする膀胱直腸障害が出ることもあります。
ムチウチ症の人はさまざまな症状をうったえますが、画像診断ではほとんど異常が認められないことが多いです。

〇脳脊髄減少型

一時的に髄液圧が急上昇しその圧が下方に伝わって腰椎の神経根にもっとも強い圧がかかりクモ膜が裂けると考えられています。
脳脊髄液減少症の症状はきわめて多彩で、いわゆる不定愁訴がそれに相当します。
初期には頭痛が特徴的です。